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ストーンズ、エルヴィスの好きな曲(土田編)

土田:

ストーンズ、エルヴィスの好きな曲、嫌いな曲です。

自分が好きなストーンズの曲は
She said yeah、放蕩息子、ひとりぼっちの世界、19回目の神経衰弱、Poison ivy
などです。

MEGA ELVIS / ELVIS PRESLEY

ちなみにプレスリーはヒット・シングルと初期の曲はほとんど持ってますが、
語れるほどの思い入れはありません。
でも♪I want you I need you I,I,I love you〜!は大好きです!
この曲だけは突出して物凄く良い曲だと思いませんか?


立川トレビアン:コメント

THE SUN STUDIO SESSIONS / ELVIS PRESLEY

エルヴィスの曲ですが、
個人的な思い入れでいうと、
『Baby Let's Play House』が大好きなんですが、
よりエルヴィスを感じるのは、
晩年のラス・ヴェガス時代ですね。

特に『My Way』に行き着いたあたりから、
エルヴィスはロックとかポピュラーとかいうくくりでは語れなくなった、
いってしまえばElvisというジャンルになってしまったと感心しています。

『My Way』はシナトラ、勝新太郎など、
まさに人間が一つの宇宙になった瞬間にしか
説得力を持たない曲だと信じてします。

したがってシド・ヴィシャスの『My Way』は、
今イチ説得力に欠けると思います。

シナトラ、勝新、エルヴィスが人間を通り越して
宇宙と結びついていますが、
シドはせいぜい中野区ぐらいのスケールですよね。

それでも人間が東京の1区レベルにデカくなるというのは、
やはり馬鹿馬鹿しくて素晴らしいんですけど……。

それからストーンズでフェイバリット・ソングですか?
難しいですね。

『I Want To Be Loved』のどうしようもなさが好きですが、
それがフェイバリットではありませんしね。

『ひとりぼっちの世界』での『Hey』というコーラスだけで、
こいつは馬鹿だと瞬時に理解できるキースのコーラスにも痺れますし、
『フィンガー・プリント・ファイル』のミックの馬鹿一番ぶりも好きです。

『イン・アナザー・ランド』のビルの薄ら馬鹿ぶりも大好きですし、
『ジャスト・マイ・イマジネーション』みたいな絶望的マヌケさも大好きですね。

アシッドを喰って『レディ・ジェーン』のハープシコードにやられた時は、
やはり『レディ・ジェーン』に痺れていたわけですから(笑)、
まぁフェイバリットを挙げるのは難しいです。
ただ、聴きたい時と場所を選ぶことはありますね。

最近よく聴くのは、
『ビトウィーン・ザ・バトンズ』ですね。
『マイ・オブゼッション』などを最近は求めているのかもしれません。

ただ、それは最近の私の欲求であり、
明日はどうなっていることやら?

ストーンズを一言で語るには、
ちょっと無理があるもので……。

土田:コメント

あの70年代以降の得体の知れない太った魔物(笑)って感じのベガス時代のエルビスを
立川さんが好きなのは、何か解る気がします。
通を超えた通はあの気持ち悪さを逆に高く評価するみたいですね。

私は60年代後半にテレビ番組でスコッティー・ムーアなど昔のメンバーと
久し振りに集まって弾き語り形式で演奏したやつは意外と好きです。

中盤でそれまで弾いていた生ギターとスコッティーのエレキギターを交換して、
他の音が聞こえなくなるのもお構いなしでうるさく掻き鳴らすのですが、
そのKY(空気を読めないという意味のギャル用語)っぷりこそがエルビスです(笑)
※ちなみに作曲者であるポール・アンカ自身の『マイ・ウェイ』はどの位のスケールなのでしょうか?(笑)

ストーンズのフェイバリット・ソング楽しく拝見させて頂きました。
かなり幅広い年代に好きな曲が分散してらっしゃるようですね。
私よりもストーンズ愛が強いのだろうと感じました。
アマゾンのレビューに投票してる人間には愛情が全く伝わってなさそうですけどね(笑)。
なんせビットウィーン・ザ・バトンズは『強姦魔』、ガット・ライブは『ゴミCD』ですからね(笑)

DECEMBER'S CHILDREN / THE ROLLING STONES

私が最も好きなアルバムも一般的にはゴミ扱いされてる様な『December's children』です!
さすがに『ガット・ライブ』ほどではありませんが、
スタジオ録音アルバム(一部ライブもありますが)の中では
最もゴミみたいな演奏を味わえるアルバムではないでしょうか?

しかし、それこそが私にとってのストーンズの一番の魅力なのです!
1にチューニングが会ってなさそうなギターの音色。
2にチャーリー・ワッツの変なドラム。
3,4が無くて、5に下手クソな唄、コーラスです!

このアルバムにはそれを味わえる曲がいっぱい入っているのです!
あの音は楽譜では表現出来ません。
あれは本人達でさえも再現出来ないと思います(笑)。
このアルバムこそが名演の最高傑作と断言します!

特に良いのが『She said yeah』と『ひとりぼっちの世界』のギターの音と不安定なリズムです。
あと『Rute 66』と『I'm moving on』もこの2曲だけをもって『ガット・ライブ』を超えちゃいます!

でも部分的に一番好きなのは『ひとりぼっちの世界』のドラムの音「タカタカタッタ!」です。
この曲は小学生の時に家にあったベスト盤のレコードで初めて聴いたのですが、
その「タカタカタッタ」だけは強烈に印象に残ってます。

保育園児の時に初めて好きになったビートルズの曲『バースデイ』もそうですが、
どうやら私は趣向があまり変化しない人間のようです(笑)。

ちなみにまだストーンズの大好きな曲がありました。
It's all over nowです。
ただしステレオバージョンですよ!
あの物凄いサラウンドみたいな音像に圧倒されませんか?


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